つい先日のことなんですけど、知り合いの紹介で合計9つの会社を持ちそれぞれ実績を出されている起業家のDさんとお会いすることになりまして。

たった15分程度でしたが、直接お会いした瞬間に感動し圧倒されたので、それについてアウトプットさせてください。

もちろん、Dさんの実績もとてつもなく大きいんですけど、僕が感動したのはそこではなくもっと本質的なDさんの人間性。

正直、Dさんにとって僕のような特に大きな成果も出していない24歳のフリーランスと繋がったところで、何のメリットもないというのが本音でしょう。

それなのにも関わらず、多忙の中で隙間時間を使って僕に時間を割いてくださった。

それだけでも、もう人間としての厚みを感じるのだけど、やっぱりそれだけじゃない。

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本物の傾聴を体感した

皆さんは「傾聴」という言葉を聞いたことがありますか？

傾聴というのは、相手の話を能動的に聞くスキルです。

よくカウンセリングやコミュニケーションの方法として取り入れられていますね。

この日、僕は「せっかく時間をいただけるのだから」と熱心に相談内容を練り上げ、短くいかに的確に聞きたいことを伝えるかを考えた。

ただ僕は緊張に弱く、そして人に気持ちを伝えることがぶっちゃけ下手。

だから用意していた内容とは全く逆で、まとまらない相談を長々としてしまいました。

「あ、やってしまった」と心の中で思いながら、それも必死に。

Dさんの立場で考えるなら『忙しくしているかつ絶対的な「格下」』からの相談です。

• 「はぁ、忙しい合間に時間を作ったのに結局何が言いたいのか分からない。」
• 「少しでも時間が惜しい。内容を簡潔にまとめてから相談してくれ」

誰しもこう思うのが自然なんじゃないかなと。

自然と目線も合わなくなり、適当に返事をされるのが普通。

だけど、Dさんは全く違いました。

真剣に僕の目を見て、まとまらない相談内容を元に僕を分かろうとしてくれたんです。

まさに傾聴。

日常的に話す人の誰より目を見て、頷き真剣で的確なアドバイスをくれる。

この瞬間、人間の「厚み」は成果や実績だけで決まるものじゃなく、他者との接し方、特に「聴く姿勢」こそが人間としての厚みの本質だと確信しました。

聴く姿勢から滲み出る信頼感や安心感を感じる人だからこそ、その人を中心に人が集まり、結果大きな成果につながるんだと。

分厚い人はたった15分で心を掴む

当時のことを思い返していて、改めてすごいと思うのが仕上がった人間性というのは、初対面の人の心をたった15分で掴み取ってしまうこと。

僕にとってDさんとの出会いは、ものすごく印象に残っているしこうして記事にもブラッシュアップしてしまうほど大きな出来事となっています。

初対面でしかも非常に短い時間で、これだけの印象を残せる人なんてほとんどいないでしょう。

逆に言えば、人の話を雑に聞くということは、自分の薄っぺらい人間性をひけらかしているのだと。

これに気づいてから、本当に僕も聞き方を意識するようになりました。

ただここまで読んでくださっているあなたには、良い印象を与えたいからという浅い理由で傾聴をして欲しくない。

自分ではなく相手に価値を提供するための手段として、聴くことによって自分自身の人間性も少しずつ厚くなっていくのではないでしょうか。

これを書いている僕も、薄っぺらい傾聴ではなく、本質的な傾聴ができるように意識していきます！